【コラム】誰かに話したくなる! 天気にまつわる雑学5選

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4月から新年度が始まり、早2ヵ月。
学校や職場で新しい知り合いが増えた方も多いのではないでしょうか?
わたしは人見知りする性格のため、関係が浅い人とのコミュニケーションに苦手意識があり、日々の雑談が難しいと感じる場面がよくあります。

六条
六条

プライベートはあまり詮索できないし、自分もあまり開示したくない。
どうしよう、このままじゃ間が持たない…!!

そんなとき、天気の話題は鉄板です!
日々の雑談に最適な、誰かに思わず話したくなる雑学を5つ紹介します。

1.いくつ知ってる? 天気にまつわることわざ

  • ネコが顔を洗うと雨になる
  • 鳥が低く飛ぶと雨が近い
  • 蚊の多い年は暴風あり
  • 夕焼けの翌日は晴れ
  • 五月雨は腹の中まで腐らせる

天気にまつわることわざはたくさんありますが、上にあげたものはすべて科学的根拠があるものです。

「ネコが顔を洗うと雨になる」

ネコは湿気の多さを感じ取るとヒゲがむず痒くなる体質なので、雨が降る前は顔を洗うような仕草をします。
天気の変わり目を教えてくれるネコは、身近な天気予報士なんですね。
ただし、この根拠には諸説あります。

「鳥が低く飛ぶと雨が近い」

鳥は蛾やハチなど飛んでいる虫を食べます。虫は低気圧が近づき湿度が高くなると翅が重くなり、高く飛べません。
そのため、虫を捕食しようと鳥も低く飛ぶのです。
低く飛んでいる鳥を見かけたら、雨具の用意が必要です!

「蚊の多い年は暴風あり」

暴風とは台風のことです。台風が近づくと南から高温の空気が運ばれ、高温多雨になります。
すると、蚊の発育期間が早まり、大量発生を引き起こします。
就寝中、耳元でF1のような音を発生させ、安眠妨害をしてくる厄介者・・・。
台風情報を入手したら、家の補強のほかに、虫よけアイテムも準備しましょう。

「夕焼けの翌日は晴れ」

夕焼けを見られるのは、西の空が晴れているとき。
天気は西から東に移り変わるので、明日は晴れだと予想できます。

「五月雨は腹の中まで腐らせる」

五月雨は、旧暦の5月頃(おおよそ現代の6月)に降る長雨のことです。つまり梅雨の時期を指しています。
蒸し暑さがひどいと病原菌も異常に繁殖し、食べ物は傷みやすくなり、食中毒が増えていきます。
お腹の中まで腐るというのはなんとも恐ろしい表現ですが、このことわざはきっと、先人から現代に生きる人への注意喚起なのでしょうね。

2.いつ頃のこと? 実はよく知らない「平年並み」という表現

ニュースや天気予報を見ていると「平年並みの…」という表現をよく耳にします。
平年=去年と同じくらいかな? と捉えている方も多いかも知れません。
実際、わたしもそう思っていました。

気象業界でいう「平年」とは、30年間の平均値のこと

さ、30年間!? そんな遥か昔のデータと現代を比べても…、とついついツッコミを入れたくなる長い期間です。

そもそも平均気温とは、30年間という長い期間に取得したデータを元にしてはじき出された平均値のことです。
データは年々変化する気候に合わせ、10年ごとに算出期間が更新されます。

更新時期は、西暦の1の位が1の年ごと。つまり10年ごとに「平年」は変わっているんですね。
直近だと、3年前の2021年、平年は1991年〜2020年の30年間の平均値に更新されました。

個人の体感では、平成時代より令和に入ってからのほうが、気温や降水量が高くなっている気がします。
昔のデータを元にした「平年値」に頼るより、自分の肌感覚に頼って警戒するに越したことはありません。

「平年並」の言葉に惑わされず、その時々の気温や気象状況を確認してから行動することをおすすめします。

3.何色に見える? 世界で違う虹の色の数

「虹の色は何色でしょうか?」
この質問をした場合、相手が日本人の方であれば「赤、橙、黃、緑、青、藍、紫で7色」と回答があるはずです。
ですが、もし身近に外国の方がいたら同じ質問してみてください。
きっと違う答えが返ってくるはずです。

虹はグラデーションになっているので、はっきりとした色の境界線がありません。
そのため、虹の見え方はどの国でも同じですが、国によってその認識には違いがあります。

以下の表は、世界各国の虹の見え方をまとめたものです。

アフリカ日本アメリカドイツインドネシア台湾南アジア
黄緑
8色7色6色5色4色3色2色

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